勉強は、だんだん嫌いになっていくもの

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かわいそうな犬の話。

窓一つない実験室で、ゲージに入れられた犬に電気ショックを与える実験がおこなわれました。
電気ショックは、不規則に、警告なしに流れます。

 

翌日、違うゲージに移動。
犬の横には、低い壁。

しかし、前日になすすべもなく、ずっと電気ショックをうけていた犬は、電気を新たに流されても床に横たわり、クンクン鳴いているだけでした。

ただ、電気ショックが終わるのを待っていたのです。

壁を飛び越えられるにも関わらず。

 

これは、マーティン・セリグマンとスティーブ・マイヤーがおこなった実験です。

この犬の状態を「学習性無力感」と言います。

 

過去の失敗のせいで、「無力な自分には、この状況をどうすることもできない」とあきらめてしまうことです。

子どもが勉強をイヤになるのも、同じ過程を通ります。

小学生低学年のときは、簡単だからそれほどイヤにはなりません。
(漢字ドリルなどの宿題は、嫌いですが)

 

学年が上がるにつれ、だんだん「わからない」が出てきます。

はじめは、「ガンバろう!」と思って、工夫します。努力します。
しかし、少しずつできなくなっていくのです。

ガンバる → できない(わからない) → ガンバる → できない(わからない)

 

これを繰り返すうちに、上記の犬と同じように「学習性無力感」に陥るのです。

「どうせ勉強なんてしても意味がない」「どうせ自分は勉強ができないんだ」と。

 

あなたから見ると、「もっとやる気を出して!」と思うかもしれません。

しかし、本人にはやる気を出せない理由があるのです。

勉強は、急にイヤになるものではなく、だんだんイヤになっていくのです。

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